終活に役立つ情報を集めています。

親の介護が必要になるのはいつか?

自分自身が40歳を過ぎるころになると、多くのひとが気になるのではないしょうか。

離れて暮らしていると親の健康状態もよくわかりません。

「今、親の介護になったら会社を辞めて実家に帰らないといけない・・・」

私もいつも心配しながら何もせずに過ごしてきました。

どうしたら不安が解消できるか?私のパーソナルカラーのクライアントさんで、同じ終活カウンセラーでもあるケアマネージャーをされているNさんに聞いてみました。

 

75歳は大きな節目

Nさんによると、高齢者で自立度がグッと下がってしまう境目がだいたい75歳なんだそうです。

いわゆる「後期高齢者」の段階に入っていく年齢になります。

実際に現場をみているNさんもそこが重要な節目になってくるといいます。

こんな記事もありました。

高齢者はこの10年で11歳若返っていた!?じつは75歳から始まる“老化の真実” |男の健康|ダイヤモンド・オンライン

この記事の中で25年間、6000人の方に行った生活の自立度をはかるパネル調査の結果が記されています。

記事によると、男性の場合人によって老後の運命が大きく分かれています。

  • 90代までピンピンしている人・・・1割
  • 70歳までに死亡した人・・・2割
  • 70代半ばから自立度が落ちる人・・・7割

一方、女性はだいたい同じパターンを歩んでいます。

  • 70歳までに死亡、もしくは重度障害になる人・・・1割
  • 70代半ばから自立度が落ちる人・・・9割

男性に比べ女性は骨密度や筋肉量が少ないので、足腰の自由が利かなくなる人が多いとのこと。ここで重要なのは、大半の人が70代半ばで自立度が落ちるという事実なんです。

 

 

親が75歳になったら何をしたらいいのか?

主に病気と認知症のチェック、それと物的環境、人的環境に不都合が出てないか、あればどう解決するかの流れで確認していくと良いそうです。

まとめるとこんな感じ

体調を確認する(普段の体調を知っておく)

  • なんの治療でどこで受診しているか?
  • 体調をわかってくれている主治医はいるか?
  • どんな薬を飲んでいるか?
  • 栄養バランスのとれた食事はできているか?

自立度を確認する

  • 歩行スピードは落ちていないか?
  • 嗅覚が落ちていないか?
  • 交友関係が変わっていないか?
  • 自宅環境に不備が出ていないか?

 

本人の意思を確認する

  • 親と密に交流をもつ
  • エンディングノートを作成(経済状況も確認)
  • 介護保険のしくみ、サービスや介護施設について知っておく
  • 兄弟で、家族で介護の役割分担を話し合っておく

 

どう解決するかを考える

不都合があるようであれば、どのようにすればよいかを考える

まとめ

一番大事なのは、介護状態になってからではなく、なる前に備えて健康管理、予防をしてあげること。
普段からのコミュニケーションが大事ですが、今は元気でも75前後で誰しも自立度が低くなると肝に銘じて家族で協力しあえたらいいですね。