「負け犬の遠吠え」をはじめて読んだとき、この人私の気持ち読めるの?とビビった酒井順子さん。
その酒井順子先輩が書かれた新刊が「家族終了」
負け犬論争から15年目の家族終了宣言・・・とうとうおひとりさまの現実が視界の中に入ってきました。
いよいよ現実味を帯びてきたおひとりさまの最期。
自分が亡くなった後、自分のお墓や供養はどうするのか、先祖代々のお墓や供養がどうするのかなど調べてみました。
まずは・・・
先祖代々のお墓のタイプを確認
特にない場合・・・自分自身がどうしたいかで選ぶ。
何かしらお墓がある場合・・・そのまま放置か墓じまい、そして自分と先祖の遺骨を引き続きどこで供養してもらうかを決める。
というのが大まかな考え方の流れです。
目次
お墓の種類
これまでのあなたの家族、先祖のお墓はどんな形でしたか?
一般的にはこんな形があります。
一般墓(家墓)タイプ
住宅に例えると一戸建てタイプ。●●家の墓と書かれた石を墓標にした形です。
- 寺院墓地
- 公営墓地
- 民営墓地
菩提寺さんがあるのかないのかの確認が必要。自分しか墓を見る人がいない場合は残されたお墓をどうするかを菩提寺さんに相談をしてみましょう。お寺は墓じまいに関してかなりネガティブです。しかし今後絶対に増える問題ではあるので、何かしら代替案を提示してくれるかもしれません。※知り合いのお坊さんは「ほっといたらええねん」と言ってましたが笑
樹木葬タイプ
住宅に例えるとキャンプタイプ。墓石の代わりに樹木等の植物を墓標に見立てているのが特徴。
本当に土に還るタイプと庭園内の区画整理された場所にステンレス製などの骨壺に入って埋葬されるタイプとがあります。
旦那の実家に入りたくない未亡人のニーズが多かったりします。
納骨堂タイプ
住宅に例えるとマンションタイプ。
比較的都心部にあり、雨風もしのげ、お墓参りや墓地の管理が楽。
自動搬送式タイプや、寺院内の納骨堂、ロッカータイプなどがあげられ、ペットや名字の違う人(友人、同性パートナー等)も入れたりするところもあります。
永代供養墓タイプ
住宅に例えるとシェアハウスタイプ。
お寺が管理をしているため永代にわたって供養がしてもらえ、一か所にどんどん納められ合祀されるため価格も低く設定されています。
今後最も求められる形かもしれません。
先祖代々の墓がない場合
この先墓を見守ってくれる家族、親族がいないので、基本自由です。
一般墓
有名人、自分の名前を後世にも残しておきたい人。すごく凝った墓石やオブジェで個人の墓を遺される方も。
永代供養墓
供養してくれる家族がいなくても、きちんとお寺でお坊さんに供養されたい。おそらく大多数の人々が選ぶであろう形だと思います。一般のお寺で3万~、築地本願寺は30万でした。
樹木葬
自然に還りたい、土に還って花になりたいという希望は女性に多いです。倍率が高いので事前準備(抽選や情報のアンテナを張っておく)は必要かも。
海洋散骨
自然に還りたい。海が好き。何も残さず、誰にも迷惑をかけたくないという人にはおススメ。同じ自然に還るにも樹木葬よりとっても簡単でラク。
家族以外のつながりが増える可能性も
おひとりさまがこれから増える中、家族以外の人と助け合い励ましあいながら生活をしていく人も増えてくると思います。
友人、ご近所、コミュニティ、ペット・・・家族ではないけれどせめてその人をそばに感じて供養したいという場合は手元供養という方法があります。
故人、可愛がっていたペットの遺骨をアクセサリーや小物に入れ、身近にいつもおいて偲ぶ供養の方法です。
まとめ
供養の気持ちや形は時代によってどんどん変化しています。
絶対にこうしないといけない!ということはないので、それぞれの気持ちにあった形を選んでいけたらなと思います。気持ちが一番大事なんですよね。
人口の減少や世帯の変化、お墓事情は絶対にこの20-30年で変わるのでいろんな情報にアンテナをはってアップデートして伝えていきたいと思います。