団塊世代はまだ15~20年は生きる
先日、おひとりさまのお金と老後のシンポジウムに参加してきました。
団塊ジュニア世代のお金と老後がテーマだったのですが、その団塊ジュニア世代を作った団塊世代についてももちろん語られました。
年金が支給されるまでの間かなり貯金を切り崩した団塊世帯も多いかと思いますが、日本人の平均寿命を考えると、今の団塊世代の人たちはあと15年~20年は生活をし続けることになります。
今後はさらに気を引き締めていかないといけません。
これだけは気をつけたいポイント
そんな団塊の世代の方に、これだけは気をつけてほしいのはこの2つ。
孫に贅沢をしない。
孫にいい恰好をしたい、何かしてやりたいという気持ちはわかります。
帰省のたびにお小遣いを渡したり、生前贈与なんてことも必要かと検討されるかもしれません。
でもよく考えてください。
これからどんどん自立度の落ちてくる年齢になって、まだ15~20年と生活をしないといけないのに、そのお金は本当に必要ないのでしょうか?
この先、子世代に迷惑をかけないことができれば御の字。
健康に気を付けるために、来るべき介護や療養のためにとっておくほうが子供にとってもよいはずです。
どちらの世代もそれぞれに頼らないようにする。これが基本
今の現金資産をアクティブに運用しない
60代が資産をもつ一番のピークと言われています。
当然、金融業界はその層にアプローチしてくるのですが、ここでアクティブに運用するのは危険です。
なかでも中途半端に知識があり、かつ退職金などのまとまったお金で増やせたらなぁと思う層が最も危険なんだとか。
これからは、いかに上手に使うかが重要とされてきます。
どう有意義に使っていくかを考えるためには、暮らし方と期間、何を優先するかをじっくり考えることが必要になってきますね。でもそれこそが自分の人生を生きるということではないでしょうか。
不安な方はシニアライフプランについて専門家に相談されるといいでしょう。
やはり大事なのは健康とお金
今後は自立できている人、介護が必要な人と分かれてくる可能性はあります。
健康とお金、あと生きがいに不安がなければ、長生きは決して悪いことではありません。
私の両親のようなサラリーマン時代がながく、自分でお金のやりくりをする必要がなかった団塊世代にとっては、これからが本来の意味で自立をすることになります。
これまで避けてきたお金や終活のことも、知らなくて不安、損をするということがわかってくるでしょう。
そんな世代に何が必要かを語れるようになりたいと思います。
いくつになっても変化に適応する能力を持ち続けたいですね。